レポートNo128 2014.10.6  <倉林 勝>

リテール2014年8月資料

天候不順で小売全般が苦戦をしたが、経産省の小売り統計は2ヶ月連続のプラスとなった。自動車、機械器具、燃料の各小売業はマイナスであったが、全体では+1.2%となった。家計は、勤労者世帯の実収入が実質で11ヶ月連続のマイナス、可処分所得が実質で13か月連続のマイナスとなり、消費支出は5ヶ月連続の実質マイナスとなった。一方で、消費者物価は食料、光熱・水道と大きく値上がりし、消費者物価指数は前年比+3.3%となった。家計の防衛が 続きそうだが、株高の恩恵を受けてだろうか大都市部の百貨店はほぼ前年並みの水準となって、消費の2極化が見られる。


9月の天候・・・気象庁

*8月の概要

:東日本、西日本の日照時間はかなり少なかった。

太平洋高気圧は、本州付近への張り出しが弱く、日本付近は湿った気流の影響を受けやすかった。このため、東日本、西日本の日照時間はかなり少なく、西日本太平洋側で平年比54%となり、1946年の統計開始以来8月としては最も少なかった。

:「平成26年8月豪雨」が発生

台風第12号及び台風第11号が相次いで日本に接近、または上陸するとともに、前線が日本付近に停滞し、日本付近への暖かく非常に湿った空気の流れ込みが継続したため、各地で大雨となった(平成26年8月豪雨)。このため、西日本太平洋側の月降水量は平年比301%となり1946年統計開始以来8月としては最も多くなった。

:西日本の低温

西日本では、曇りや雨の日が多かったため、8月としては2009年以来5年ぶりの低温となった。

 

*9月の概要

:9月としては、東日本で5年ぶり、西日本で8年ぶりの低温

偏西風が日本付近で南に蛇行し、寒気が断続的に南下したため、東・西日本では気温の低い日が多く、9月としては、東日本は2009年以来5年ぶり、西日本では2006年以来8年ぶりの低温となった。

:沖縄・奄美は記録的高温

勢力の強い太平洋高気圧に覆われる日が続いたため、沖縄・奄美では晴れて暑い日が多かった。月平均気温は平年差+1.3℃と1946年の統計開始以来9月として最も高い記録を更新した。

:全国的に、少雨・多照の地方が多かった。

北~西日本は大陸から移動性高気圧に、沖縄・奄美では太平洋高気圧に覆われて、降水量が少なく、日照時間は九州と四国を除いて多かった。北・東日本と沖縄・奄美の日照時間はかなり多く、北日本日本海側の月間日照時間は平年比122%と、1946年の統計開始以来9月としては最も多い記録を更新した。

:北海道で記録的大雨

上空に寒気を伴なった低気圧がゆっくりと北日本を通過し、下層に湿った空気が流れ込んだため、北海道の一部では11日に記録的な大雨となった。

 

*9月の概況

北日本から西日本にかけては、大陸からの冷たい空気を伴った移動性高気圧に覆われることが多かった。秋雨前線は、西日本の南海上に停滞したものの、本州付近ではその活動は弱かった。一方、沖縄地方は勢力の強い太平洋高気圧に覆われた状態が続いた。このため、東日本から西日本にかけては気温が低く、東日本は2009年以来5年ぶり、西日本では2006年以来8年ぶりの低温となった。一方、沖縄・奄美では月平均気温が平年差+1.3℃と著しい高温となり、1946年の統計開始以来、9月としては最も高い記録を更新した。一方、九州北部地方と九州南部では、前線の影響を受け、日照時間が少なくなった。

上旬は、本州南岸に前線が停滞することが多く、東・西日本太平洋側では曇りや雨の日が多かった。一方、北日本と東日本日本海側では天気は数日の周期で変わったが、移動性高気圧に覆われて晴れた日が多かった。また、沖縄地方では熱帯低気圧(7日に台風第14号に発達)の影響を受けた6日を除き、太平洋高気圧に覆われて晴れて暑い日が続いた。

中旬は、沖縄地方では引き続き太平洋高気圧に覆われて晴れて暑い日が続いた。北日本では上空に寒気を伴なった低気圧の影響で北海道を中心に曇りや雨の日が、西日本では前線の影響で曇りの日が見られ、天気は数日の周期で変わったが、東日本と東北地方では移動性高気圧に覆われる日が多かった。また、上空に寒気を伴なった低気圧がゆっくりと北日本を通過し、下層に湿った空気が流れ込んだために、北海道の一部では11日に記録的な大雨となり、大雨特別警報が発表された地方があった。

下旬は、本州の南海上には前線が停滞し、九州では前半を中心に曇りや雨の日が多かったが、西日本から北日本にかけては数日の周期で天気は変わったものの移動性高気圧に覆われて晴れる日が多かった。また、沖縄・奄美では太平洋高気圧に覆われて晴れて暑い日が多かった。

 

*9月の気温・降水量・日照時間等の気象統計値

平均気温・・・

月平均気温は、東・西日本で低く、北日本は平年並みだった。沖縄・奄美ではかなり高かった。与那国島、石垣島、宮古島など4地点では、9月の月平均気温の高い方からの1位を更新した。

降水量・・・

北日本太平洋側でかなり少なく、北・東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本および沖縄・奄美で少なかった。松江、石垣島では、9月の月降水量の少ない方からの1位を更新した。

日照時間・・・

北日本、東日本および沖縄・奄美でかなり多かった。新庄、盛岡、仙台など11地点では、9月の月間日照時間の多い方からの1位を更新した。西日本は平年並みだった。

 

*9月の各地の平均気温・降水量

札幌・・・平均気温18.1℃(平年比0.0℃)・・降水量146.0mm(平年比108%)・・降水日数11

仙台・・・平均気温.20.5℃(平年比△0.2℃)・・降水量112.0mm(平年比60%)・・降水日数9

東京・・・平均気温23.2℃(平年比△0.6℃)・・降水量155.5mm(平年比74%)・・降水日数9

新潟・・・平均気温21.6℃(平年比△0.9℃)・・降水量103.0㎜(平年比66%)・・降水日数11

名古屋・平均気温23.4℃(平年比△0.7℃)・・降水量195.0mm(平年比83%)・・降水日数8

大阪・・・平均気温.24.0℃(平年比△1.0℃)・・降水量94.5mm(平年比59%)・・降水日数8

広島・・・平均気温23.9℃(平年比△0.5℃)・・降水量117.0mm(平年比69%)・・降水日数4

高知・・・平均気温23.9℃(平年比△0.8℃)・・降水量319.0mm(平年比91%)・・降水日数10

福岡・・・平均気温24.2℃(平年比△0.2℃)・・降水量107.0mm(平年比60%)・・降水日数9

(降水日数は1㎜以上降った日)

 

*10月の予報(日本気象協会)

全国的に天気は数日の周期で変わるでしょう。北日本日本海側は平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。北日本太平洋側は平年に比べ晴れの日が多い見込みです。西日本太平洋側と沖縄・奄美では平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。

気温・・・平均気温は、北日本で低い確率60%、東日本で平年並または低い確率ともに40%、沖縄・奄美で高い確率60%です。

降水量・・・降水量は、北日本太平洋側と西日本日本海側と沖縄・奄美で平年並または多い確率ともに40%、東・西日本太平洋側で多い確率60%です。

 

 

資料1. 8月・業種別商業販売額(経済産業省)

*8月の商業販売額(卸売業&小売業)は36兆8380億円、前年比△1.6%、2ヶ月ぶりの減少となった。

*卸売業販売額は25兆3850億円、前年比△2.8%、5ヶ月連続の減少となった。

業種別に見ると、繊維品卸売業+5.8%、農畜産物・水産物卸売業+2.1%、の増加となった。

一方、建築材料卸売業△7.9%、医薬品・化粧品卸売業△7.4%、衣服・身の回り品卸売業△7.1%、家具・建具・じゅう器卸売業△6.7%、機械器具卸売業△4.9%、各種商品卸売業△2.2%、化学製品卸売業△1.8%、その他卸売業△1.4%、食品・飲料卸売業△1.3%、鉱物・金属材料卸売業△0.8%の減少となった。

*大規模卸売店販売額は8兆5660億円、前年比△1.6%、2か月連続の減少となった。

商品別に見ると、非鉄金属+10.8%、その他商品+5.8%、紙・紙製品+2.8%の増加となった。

一方、鉱物△16.0%、家庭用電気機械器具△10.9%、建築材料△7.5%、石油・石炭△5.6%、その他輸送用機械器具△5.4%の減少となった。

 

*小売業販売額は11兆4520億円、 前年比+1.2%、2か月連続の増加となった。

業種別に見ると、織物・衣服・身の回り品小売業+3.1%、飲食料品小売業+2.8%、その他小売業+1.8%、各種商品小売業(百貨店など)+1.7%、医薬品・化粧品小売業+1.4%の増加となった。

一方、機械器具小売業△3.5%、自動車小売業△1.7%、燃料小売業△1.5%の減少となった。

*小売業の前年同月比増減率

百貨店は4738億円、前年比+1.8%、5か月ぶりの増加、スーパーは1兆1527億円、前年比+3.2%、2か月連続の増加となった。

商品別では、衣料品+0.5%の増加、飲食料品3.8%の増加、その他+2.1%の増加となった。

既存店で見ると百貨店は+2.0%の増加(5ヶ月ぶりの増加)、スーパーは+1.4%の増加(5ヶ月ぶりの増加)となり、大型小売店全体としては+1.6%の増加(5ヶ月ぶりの増加)となった。

*コンビニエンス販売額は9444億円、前年比+4.4%、1年6ヶ月連続の増加となり、既存店は4ヶ月ぶりの減少となった。

商品別に見ると、ファーストフード及び日配食品+7.4%、加工食品+1.9%、非食品(タバコを含む)+1.1%、商品販売額合計+3.7%、サービス売上高+19.0%となった。

(サービスはコピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、宝くじ、DPE,レンタル、航空券、宿泊券、クリーニング等である)

*日本フランチャイズ協会(コンビニエンス統計調査月報・会員10社)

(10社・・・ココストア、サークルKサンクス、スリーエフ、セイコーマート、セブンイレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ローソン)

今月は、西日本で平均気温が低かったことに加え、台風第11号、第12号等の影響により客数が減少した。特に冷やし麺及びアイスクリーム等の夏物商材が不調となった。一方、客単価については、コーヒー等カウンター商材の好調により2ヶ月連続で前年を上回った。

資料2. 8月・家計調査・2人以上世帯(総務省)

<家計調査・総務省統計局>

8月の1世帯当たりの消費支出は282.124円となり名目前年比で△0.9%の減少、実質前年比で△4.7%の減少となった。(5ヶ月連続の実質減少)

住居・自動車購入・贈与金・仕送り金等を除く消費支出は247.555円となり、名目前年比で+0.5%の増加、実質前年比で△3.4%の減少となった。(5ヶ月連続の実質減少)

勤労者世帯(主にサラリーマン世帯など自営業を除く)の実収入は463.810円となり、名目前年比△1.6%の減少、実質前年比は△5.4%の減少となった。(11ヶ月連続の実質減少)

可処分所得は383.294円で名目前年比は△1.4%の減少、実質前年比は△5.2%の減少となった。(13ヶ月連続の実質減少)

消費支出は305.836円で5ヶ月連続の実質減少となった。平均消費性向は前年同月から△0.6pts減少し79.8%となった。

増加項目・・・

(洋服)・・・背広服、子供服

減少項目・・・

(設備修繕・維持)・・・外壁・塀等工事費、設備器具

(教養娯楽サービス)・・・国内パック旅行費、宿泊費

(交際費)・・・贈与金

(自動車等関係費)・・・ガソリン、自動車購入

(電気代)・・・

(家庭用耐久財)・・・エアコンディショナー、炊飯用ガス器具

(飲料)・・・果実・野菜ジュース、茶飲料

(魚介類)・・・ぶり、さけ

(外食)・・・飲酒代、すし(外食)

 

*天候不順により消費支出の減少に寄与したとみられる主な品目(2014年8月対前年実質減少率)

<食料>

穀類・・・乾うどん・そば△15.2

果物・・・なし△13.7

菓子類・・・アイスクリーム・シャーベット△21.8

飲料・・・茶飲料△15.6%、果実・野菜ジュース△16.5

酒類・・・ビール△3.5%、発泡酒・ビール風アルコール飲料△10.1

外食・・・すし△8.0%、飲酒代△12.6

<水道・光熱>

電気代△7.5%、上下水道料△5.5

<家具・家事用品>

家庭用耐久財・・・エアコン△48.6

<交通・通信>

交通・・・有料道路代△20.7

自動車等関係費・・・ガソリン△7.1

<教養娯楽>

教養娯楽サービス・・・宿泊料△16.9%、国内パック旅行費△17.3%、ゴルフプレー料金△25.9

<その他消費支出>

理美容用品・・・化粧クリーム△21.9

 

<家計消費状況調査・総務省統計局>

*7月家計消費状況調査名目増減率(2人以上の世帯・支出関連項目・確定値)

主な品目状況・・・

自動車(新車)・・・名目△18.0%の減少、実質△19.9%の減少

家屋に関する設備費・工事費・修理費(内装)・・・名目△18.0%の減少、実質△20.7%の減少

家屋に関する設備費・工事費・修理費(外装)・・・名目△7.3%の減少、実質△10.3%の減少

エアコン・・・名目△24.5%の減少、実質△32.5%の減少

洗濯機・・・名目△26.4%の減少、実質△32.0%の減少

パック旅行費(国内)・・・名目△4.5%の減少、実質△10.6%の減少

パック旅行費(外国)・・・名目△10.2%の減少、実質△14.6%の減少

 

10%以上の名目増減品目

増加項目・・・

(通信・放送)・・・ケーブルテレビ受信料(インターネット接続サービスとセット契約の場合)+10.8%、衛生デジタル放送視聴料+13.5

(家具等)・・・机・いす(事務用・学習用)+16.5%、応接セット+18.0

(衣類等)・・・ナシ

(自動車等関係)・・・自動車(中古車)+47.1

(住宅関係)・・・ナシ

(家電等)・・・ステレオセット+84.1%、パソコン用周辺機器・ソフト+10.6%、デジタル放送チューナー・アンテナ+27.6

(医療)・・・ナシ

(その他)・・・自動車教習料+21.0%、挙式・披露宴費用+140.3%、葬儀・法事費用+23.1%、信仰関係費+12.6

 

減少項目・・・

(通信・放送)・・・ナシ

(家具等)・・・たんす△34.3%、楽器(部品を含む)△14.8

(衣類等)・・・和服(男子用・婦人用)△19.9%、腕時計△35.7

(自動車等関係)・・・自動車(新車)△18.0%、自動車保険(自賠責)△26.2%、自動車以外の原動機付輸送機器+△37.0%、自動車整備費△10.9

(住居関係)・・・家屋に関する設備費・工事費・修理費(内装)△18.0%、給排水関係工事費△26.0%、庭・植木の手入れ△13.9

(家電等)・・・洗濯機△26.4%、エアコン△24.5%、ミシン△37.0%、移動電話機(携帯電話機・PHSの本体価格と加入料)△27.2%、ビデオカメラ△23.2%、カー・ナビゲーション△15.1

(医療)・・・ナシ

(その他)・・・私立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)△13.0%、航空運賃△18.6%、パック旅行費(外国)△10.2%、

 

*7月にインターネットを通じて注文をした世帯数・支出金額

(平成26年7月)・・・支出金額6188円、世帯数24.7

(平成25年7月)・・・支出金額5944円、世帯数24.7

1世帯がインターネットを利用した支出総額は名目で+4.1%の増加、実質で0.0%の横ばいである。

 

*8月の消費者物価総合指数前年同月との比較

(食料)+4.9%・・・生鮮食品+9.0%、生鮮食品を除く食料+4.2

穀類+0.4%、生鮮魚介+17.0%(さけ+23.5%)、肉類+9.3%、乳卵類+6.3%、生鮮野菜+6.0%、生鮮果物+2.7%、油脂・調味料+3.8%、菓子類+5.2%、調理食品+5.9%、飲料+1.0%、酒類+2.8%、外食+3.0

(住居)+0.1

(光熱・水道)+6.4

電気代+7.6%、ガス代+6.1%、他の光熱+8.2%(灯油+10.1%、プロパンガス+8.0%)、上下水道料+3.5

(家具・家事用品)+4.6

家庭用耐久財+6.6%(エアコン+12.5%)、室内装備品+2.5%、寝具類+3.8%、家事雑事+4.2%、家事用消耗品+4.3%、家事サービス+2.4

(被服及び履物)+2.7

洋服+2.6%(背広服・中級夏物+12.2%)、下着類+5.0%、履物類+2.3%、被服関連サービス+4.3

(保健医療)+1.4

医薬品・健康保持用摂取品+2.3

(交通・通信)+2.8

交通+6.9%、自動車関係費+2.7%(ガソリン+5.7%)、通信+0.8

(教育)+2.3

補習教育+3.6

(教養娯楽)+4.5

教養娯楽用耐久財+6.6%(テレビ+11.8%)、教養娯楽用品+6.4%、教養娯楽サービス+3.9%(宿泊料+6.2%、外国パック旅行+5.1%)

(諸雑費)+4.4

身の回り用品+6.1%、タバコ+4.2%、他の諸雑費+6.7%(障害保険料+10.1%)

 

 

資料3. 8月・小売売上情報

ユニクロ(国内)(月末締め)・・・

既存店売上高103.8%、既存店客数90.1%、既存店客単価115.1%、直営店月末店舗数831店舗

通期累計(9月~8月) 既存店売上高101.9%、既存店客数97.6%、既存店客単価104.5

通期累計(9月~8月) 直営全店売上高104.8%、直営全店客数100.2%、直営全店客単価104.5

下旬に気温が下がったことにより、秋物商品の販売が好調だった。

 

ポイント(アダストリアHD)(月末締め)・・・

既存店売上高101.0%、既存店客数96.8%、既存店客単価104.4%、月末店舗数843店舗(内WEBストア30店舗)

上期累計(3月~8月) 既存店売上高98.9%、既存店客数96.4%、既存店客単価102.6

上期累計(3月~8月) 全店売上高100.8%、全店客数99.4%、全店客単価101.4

全国的に降水量が多く、記録的な豪雨となった地域もあったため、客数に影響が出た。ポイントは引き続きグローバルワークが好調だった。

アイテム別には、メンズではショートパンツ、七分袖シャツ、レディースではデザインカットソー、スカート、テーパードパンツが牽引役となった。

 

ハニーズ(月末締め)・・・

既存店売上高84.4%、既存店客数91.0%、既存店客単価92.8%、月末店舗数843店舗

通期(6月~8月) 既存店売上高86.0%、既存店客数91.7%、既存店客単価93.7

通期(6月~8月) 全店売上高86.8%、全店客数92.5%、全店客単価93.8

全国的に台風や長雨などの天候不順が続き低調であった。気温の低下とともに秋物は順調な滑り出しを見せている。

商品としてはカットソー、スカート、雑貨小物が売れ筋となった。

中国直営店売上高は、全店で前年比124.2%、既存店で127.2%となり、累計では全店で108.2%、既存店で104.5%となった。

 

しまむら(20日締め)・・・

既存店売上高95.3%、全店客数94.9%、全店客単価102.3%、月末店舗数1310店舗

上期累計(3月~8月) 全店売上高101.0%、既存店売上高99.1%、全店客数98.8%、全店客単価102.2

 

アベイル(20日締め)・・・

既存店売上高86.1%、全店客数90.6%、全店客単価98.5%、月末店舗数285店舗

上期累計(3月~8月) 全店売上高93.1%、既存店売上高90.4%、全店客数93.1%、全店客単価100.0

 

ライトオン(20日締め)・・・

既存店売上高88.5%、既存店客数75.8%、既存店客単価116.7%、月末店舗数495店舗

通期累計(9月~8月) 既存店売上高90.2%、既存店客数88.5%、既存店客単価102.0

通期累計(9月~8月) 全店売上高90.8%、全店客数89.3%、全店客単価101.7

当月度は、半袖プリントTシャツやショートパンツなど一部商品に動きが見られたものの、夏物商品の販売は全般的に苦戦した。

通期の概況としては、上期が11月下旬まで残暑が続いたことにより、秋物商品の販売が苦戦した。気温の低下ととともに保温・発熱機能素材のボトムスなど一部堅調に推移した冬物商品もあったものの、売上は全般的に伸び悩んだ。下期は、売上回復に向け、諸施策を進めたが、お客のニーズに沿った商品を十分に提案できなかったことや、台風など天候不順の影響もあり、客数が伸び悩み、売上は厳しいものとなった。

 

マックハウス(月末締め)・・・

既存店売上高101.2%、既存店客数100.1%、既存店客単価101.1%、月末店舗数480店舗

上期累計(3月~8月) 既存店売上高97.5%、既存店客数98.6%、既存店客単価98.9

上期累計(3月~8月) 全店売上高97.4%、全店客数99.2%、全店客単価98.2

当月は、台風や集中豪雨などの天候不順が影響したものの、夏物商品の販売に加え、長袖シャツやカーディガンなどの秋物商品が動き出した。

商品動向は、メンズボトムス、キッズのキャラクターTシャツ、実需商品であるインナー・レッグウェアなどが堅調に推移した。

 

ユナイデットアローズ(月末締め)・・・

既存店小売売上高103.3%、小売既存店客数95.3%、小売既存店客単価108.4%、

ネット通販既存店売上高118.2%、小売+ネット通販既存店売上高104.5

8月は大型台風の上陸や全国各地での記録的な豪雨など厳しい天候条件であったものの、最終セール施策によりシャツ、カット、スカート、パンツなどの盛夏物衣料が好調に推移した。加えて当社の創業25周年を記念した商品や仕入品の冬物アウターのほか、気温の低下とともに秋物商品の動き出しも見られた。

 

西松屋チェーン(20日締め)・・・

既存店売上高95.2%、既存店客数94.5%、既存店客単価100.8%、月度末店舗数864店舗

上期累計(3月~8月) 既存店売上高99.7%、既存店客数97.1%、既存店客単価102.7

上期累計(3月~8月) 全店売上高102.0%、全店客数99.3%、全店客単価102.8

当月は、前半は比較的堅調に推移したが、後半は台風11号の上陸など全国的な天候不順の影響もあり伸び悩んだ。

衣料部門においては、肌着やアウトウェアが堅調に推移した。雑貨部門においては、大型育児用品、衛生雑貨が苦戦した。

 

青山商事(月末締め)・・・

既存店売上高97.7%、既存店客数91.6%、既存店客単価106.7%、月末店舗数875店舗

累計(4月~8月) 全店売上高97.1%、既存店売上高93.8

礼服などが悪かった。

 

アオキHD(月末締め)・・・

既存店売上高100.0%、既存店客数92.7%、既存店客単価107.8%、月末店舗数671店舗

累計(4月~8月) 既存店売上高93.2%、既存店客数89.4%、既存店客単価104.3

累計(4月~7月) 全店売上高100.3%、全店客数98.0%、全店客単価102.3

 

良品計画(月末締め)・・・

直営既存店売上99.2%、直営既存店客数100.0%、直営既存店客単価99.2

直営既存店 衣料・雑貨100.6%、生活雑貨99.4%、食品93.0

各部門ともに、月前半は天候の影響を受け低調な売上だったが、中旬以上は売上が回復し、直営既存店売上はほぼ前年並みとなった。

衣料、雑貨については前年と比較して夏物セール期を長めにとり、夏物在庫の消化、ならびに晩夏から初秋商品の販売に努めた。

 

ニトリ(20日締め)・・・

既存店売上高105.5%、既存店客数105.1%、既存店客単価100.4%、月末店舗数320店舗

累計(3月~9月) 既存店売上高105.9%、既存店客数100.7%、既存店客単価105.2

累計(3月~9月) 全店売上高110.3%、全店客数106.3%、全店客単価103.7

 

アルペン(月末締め)・・・

既存店売上高96.1

累計(7月~8月) 既存店累計売上高95.2%、全店累計売上高100.1

 

ゼビオ単体(月末締め)・・・

既存店売上高95.7

累計(4月~8月) 既存店累計売上高94.9%、全店累計売上高97.6

 

ヒマラヤ単体(月末締め)・・・

既存店売上高96.3%、既存店客数94.1%、既存店客単価102.3%、月末店舗数113店舗

通期累計(9月~8月) 既存店累計売上高98.8%、全店累計売上高104.1

 

ABCマート(月末締め)・・・

既存店売上高108.5%、既存店客数101.0%、既存店客単価107.4%、月末店舗数769店舗

上期累計(3月~8月) 既存店売上高108.5%、既存店客数102.7%、既存店客単価105.7

上期累計(3月~8月) 全店売上高112.7%、全店客数106.8%、全店客単価105.6

8月度は、週末が1日多い状況下、上旬は台風の影響等を受けましたが、中旬以降は好調に推移した。

商品面では、メンズ・レディース、キッズともに、引き続きスニーカー、スポーツシューズの販売が好調となった。

 

チヨダ(月末締め)・・・

既存店売上101.1%、既存店客数96.3%、既存店客単価104.9%、月末店舗数1093店舗

上期累計(3月~8月) 既存店売上高98.4%、既存店客数93.7%、既存店客単価104.9

上期通期(3月~8月) 全店売上高98.%、全店客数93.6%、全店客単価105.2

お盆以降販売が堅調に推移した結果、既存店売上高は前年を上回った。今季積極的に取組んでいる改装や商品構成の見直しにより、客単価は大きく上昇し、客数の落ち込みをカバーした。

販売施策では、好評な「靴の下取りキャンペーン」を継続するとともに、地区ごとのニーズに細かく合わせたチラシ広告やマルマガ配信を実施した。

 

三越伊勢丹(月末締め)・・・

全店売上高101.6

累計(4月~7月) 全店売上高97.4

19か月連続の三越銀座店をはじめ、夏休み期間中に動員策を積極的に打った三越日本橋本店も前年実績をクリア。伊勢丹立川店も売上が好調に推移したほか、主力の伊勢丹新宿本店も堅調であったことから、首都圏三越伊勢丹計で1.6%増と2ヶ月連続で前年実績を上回る。

月初は猛暑となり婦人・紳士ファッションともに夏物の動きが持続。月半ばから後半にかけてセーターやジャケットなどの秋冬物が動きよい。ハンドバックや化粧品は、好調な外国人顧客にも支えられて引き続き好調。増税の反動減はリビングアイテムで一定の影響が続くが、時計などの高額品で復調が鮮明になる。

 

高島屋(月末締め)・・・

全店売上高100.2

累計(3月~8月)100.7

台風等の影響があったものの、日曜日が1日増だったこともあり、3月以来5ヶ月ぶりに前年比プラスとなった。

紳士服、紳士雑貨をはじめ、婦人雑貨、子供服等のファッションアイテムの他、消費税率引上げ前の駆け込み反動影響が大きかった特選衣料雑貨も前年比プラスとなった。

 

Jフロント(大丸・松坂屋)(月末締め)・・・

全店売上高100.6

累計(3月~8月) 全店売上高101.4

西日本・中部地区の店舗を中心に、台風上陸や降雨日数増によるマイナスの影響を大きく受けたものの、宝飾品や化粧品が対前年プラスに転じたほか、下旬に入り気温の低下に伴い秋物ファッションの定価商品も好調に推移した。

 

H2Oリテーリング(月末締め)・・・

全店売上高102.0

衣料品103.4%、身の回り品105.1%、家庭用品97.3%、食料品101.3%、雑貨102.8%であった。

 

 

資料4. 8月・百貨店販売統計(日本百貨店協会)

売上高総額4272億円、前年同月比△0.3%(既存店)

天候不順の影響で5ヶ月連続のマイナスとなったが、減少幅は△0.3%と前月(△2.5%)から2.2pts改善して、ほぼ前年並みの水準まで戻してきた。消費税率引き上げによる駆け込み需要反動は、地域によって若干の差異はあるものの、着実に回復基調が続いている。

本年8月は、上旬に2つの台風(11号・12号)が相次いで接近・上陸したほか、西日本を中心に各所で大雨となるなど不安定な天候の影響を受け、月の前半までは低調に推移したが、各店が集客・販促施策を積極展開したことや、下旬からの気温低下で秋物需要が盛り上がったこと、更には前年に比べて日曜日が1日増加したことなどもあって、月の後半から増勢を強め、最終的には前年実績に迫る水準まで回復する結果となった。

これにより本年1月~8月累計売上高は4兆246億円余(店舗調整後前年同期比+1.3%)となった。

商品別には、主要5品目のうち、ラグジュアリーブランド等の特選雑貨が好調な「身の回り品(+1.6%)」と、前月から活況が続く「化粧品(+4.1%)」やフェア企画で復調が鮮明な高級時計を含む「雑貨(+0.8%)」がプラスになったほか、秋物プロパー商材(定価品)が良く動いた「衣料品(△1.2%)」や「食料品(△0.6%)」も堅調に推移した。

 

*主要商品の動き

主要5品目は、身の回り品と雑貨が5ヶ月ぶりにプラスとなった。また、その他の3品目も改善を見せた。

化粧品と家電が2ヶ月連続、紳士服・用品、子供服・用品、その他雑貨、その他家庭用品、惣菜が5ヶ月ぶりにプラスとなった。その他では、家具が先月よりマイナス幅を広げた以外は先月の伸びを上回った。

 

紳士服・洋品・・・1.5%、5ヶ月ぶりプラス

婦人服・洋品・・・△2.4%、5ヶ月連続マイナス

子供服・洋品・・・3.5%、5ヶ月ぶりプラス

その他衣料品・・・△0.4%、5ヶ月連続マイナス

衣料品合計・・・△1.2%、5ヶ月連続マイナス

身の回り品合計・・・1.6%、5ヶ月ぶりプラス

化粧品・・・4.1%、2ヶ月連続プラス

美術・宝飾・貴金属・・・△4.2%、5ヶ月連続マイナス

商品券・・・△4.0%、42ヶ月連続マイナス

 

*8月主要店舗増減

伊勢丹新宿(店頭)99.9%、伊勢丹立川101.9%、伊勢丹松戸99.0%、伊勢丹浦和99.6

三越日本橋(店頭)100.5%、三越銀座106.8%、三越千葉90.8

高島屋日本橋98.8%、高島屋横浜97.9%、高島屋新宿101.8%、高島屋玉川101.6

高島屋大阪101.5%、高島屋京都105.2

大丸心斎橋103.0%、大丸梅田107.1%、大丸東京106.3%、大丸京都101.3%、大丸神戸101.4

松坂屋名古屋97.4%、松坂屋上野85.7

阪急本店106.6%(阪急うめだ本店106.8%、阪急メンズ大阪105.2%)

阪神本店91.1

 

*8月の外国人観光客の売上高

対象46店舗(外国人観光客誘致委員会委員店)の売上は47億1153万円、前年比141.3%となった。

購買客数は5万8892人、前年比153.9%、一人当たり購買単価は前年比91.8%の8万0003円であった。

(調査品目に主力商品である化粧品、食料等は免税手続き対象外のため含まれず)

訪日外国人については、中華圏(中国・香港・台湾等)とアセアン(タイ・シンガポール・マレーシア等)を中心に、韓国も復調して、売上・客数共に大幅増となり、8月として過去最高の売上高を記録するなど、引き続き大都市圏の商況を底上げしている。

 

 

資料5. 8月チェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会)

既存店(店舗調整後)の販売額は99.9%で5ヶ月連続のマイナスとなった。

食料品は相場の影響もあり畜産品は好調だったものの、天候不順や低気温が続いたため、加工食品や衣料品、住関品では季節商材の動きが鈍かった。

*商品の動き

食料品・・・

(農産品)・・・

農産品は、ジャガイモ、ナス、カット野菜などは好調だったが、トマトやキュウリ、レタスなどが不調だった。果物では、リンゴやもやモモの動きは良かったが、スイカやブドウなどの動きは鈍かった。

(畜産品)・・・

畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵、ハム・ソーセージも好調だった。

(水産品)・・・

水産品は、刺身盛り合わせ、マグロ、カツオ、サワラ、アジ、サバ、サンマなどのほか貝類などが好調だったが、ウナギ、エビ、カニなどは不調だった。

(総菜)・・・

惣菜は、温惣菜は揚げ物、中華、焼き物は好調だったが、スナック類は不調だった。要冷惣菜は、洋惣菜の動きは良かったものの、和惣菜の動きが鈍かった。米飯、寿司は共に好調だった。

(その他食品)・・・

その他食品は、特定保健用食品飲料、乳酸菌発酵飲料、乳製品、練り物などは好調、調味料の動きも良かったが、アイスクリーム、飲料、酒類、米、乾麺などは不調に終わった。

 

衣料品・・・

(紳士衣料)・・・

紳士衣料は、カジュアルパンツ、半袖Tシャツなどの動きは良かったが、スーツ、ジャケット、スラックス、半袖カッターシャツなどは不調だった。

(婦人衣料)・・・

婦人衣料は、スーツ、ジャケット、カーディガン、スカートなどの動きが良かったが、フォーマル、ワンピース、ジーンズ、夏物カットソーなどは不調だった。

(その他衣料・洋品)・・・

その他衣料・洋品は、子供用キャラクター肌着、子供用キャラクターTシャツ、レイングッヅなどは好調だったが、紳士・婦人・子供肌着が不調だったほか、UV関連商品、紳士・婦人水着などの季節商材も不調に終わった。

 

住関連・・・

(日用雑貨品)・・・

日用雑貨品は、携帯ゲームソフトなどキャラクターグッズ関連、ランドセル、ペーパー類は好調だったが、ラップなどの台所消耗品、ステンレスボトルなどは不調だった。

(医薬・化粧品)・・・

医薬・化粧品は、医薬品、入浴剤、ヘアメイクの動きは良かったが、カウンセリング化粧品、ボディケア、フェイスケア、フェイスメイク、日焼け止め、殺虫剤などは不調だった。

(家具・インテリア)・・・

家具・インテリアは、高機能マットレス、収納家具、トイレ・バス用品などが好調だったが、敷パッドや掛け布団のほか、遮光・遮熱カーテン、井草ラグなどの敷物が不調だった。

(家電製品)・・

家電製品は、テレビ・レコーダー、調理家電、理容家電などは好調だったが、エアコン、掃除機、扇風機、洗濯機などは不調だった。

(その他)・・・

その他商品は、ペットフード、電動アシスト自転車、健康器具、スポーツシューズなどは好調だったが、スポーツバックなどは不調だった。

 

以上

 

 

資料5部

資料1.2014年業種別商業販売額(経済産業省)

資料2.2014年家計調査・2人以上世帯(総務省)

資料3.2014年小売売上情報

資料4.2014年百貨店販売統計(日本百貨店協会)

資料5.2014年チェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会)


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2014年業種別商業販売額(経産省).pdf
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2014年家計調査(生地&手芸).pdf
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2014年小売売上情報.pdf
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2014年百貨店販売統計.pdf
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