レポートNo71 2013.2.5  <倉林 勝>

リテール2012年12月資料

12月の小売販売額は2ヶ月連続の増加となったが、百貨店、チェーンストア、ホームセンターは減少となった。特に百貨店やチェーンストアの食品売上が低調である。平成24年年間売上は百貨店が大震災の反動による3月の大幅増などで16年ぶりの前年比プラスとなったが、チェーンストはマイナスが続く。チェーンストアの売場面積は平成15年から12%増加するが、売上は15%低下する。

 

株価と円相場、天気概況(気象庁)、業種別商業販売統計(経済産業省)、家計調査(総務省)、専門店売上、百貨店販売統計(日本百貨店協会)、チェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会)の各資料を整理してお届けする。


1月の天気・・・気象庁

*12月の概要

:全国的に低温

寒気が流れ込んだ影響で、月平均気温は沖縄・奄美で平年並のほかは全国で低く、東日本ではかなり低かった。

:日本海側の降雪量は多かった

強い寒気がたびたび流れ込んだ影響で、北日本から西日本にかけての日本海側の降雪量は多く、北海道では低気圧の影響もあって降雪量がかなり多かった。

:全国的に降水量が多く、日照時間が少なかった

低気圧が数日の周期で日本付近を通過し、その後冬型の気圧配置が強まる時期があった影響で、月降水量は全国的に多く、北日本と西日本ではかなり多かった。また、月間日照時間は東日本太平洋側を除いて全国的に少なく、北日本日本海側と西日本ではかなり少なかった。

 

*1月の概要

:北日本から西日本にかけて低温

日本の上空に寒気が入ることが多く、月平均気温は北日本から西日本にかけて低かった。東・西日本では11月以降、3ヶ月連続して低温となった。

:中旬に東日本と東北地方の太平洋側で大雪

13~14日に低気圧が発達しながら日本の南岸を通過したため、全国的に荒れた天気となり、東日本や東北地方の太平洋側では平地でも積雪となり、横浜市で13cmの積雪となるなど大雪となった所があった。

;太平洋側では日照時間がかなり多かった。

日本付近は冬型の気圧配置となる日が多かったため、太平洋側では晴れの日が多く、月間日照時間は北日本から西日本の太平洋側でかなり多かった。

 

*1月の概況

日本付近は冬型の気圧配置となり、寒気の入る日が多く、月平均気温は北日本から西日本で低かった。北日本から西日本の日本海側では曇りや雪の日が多く、特に2日頃と25日頃に低気圧が日本付近を発達しながら通過した後は、冬型の気圧配置が強まり、大雪や暴風雪となった所があった。北日本から西日本の太平洋側では晴れの日が多く、月間日照時間はかなり多かった。13~14日に低気圧が発達しながら日本の南岸を通過したため、全国的に荒れた天気となり、東日本や東北地方の太平洋側では平地でも積雪となり、横浜市では13cmの積雪となるなど大雪となった所があった。沖縄・奄美では、前半は気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨の日が多かったが、後半は高気圧に覆われて晴れる日もあり、天気は数日の周期でかわった。

 

 

*1月の気温・降水量・日照時間等の気象統計値

平均気温・・・月平均気温は、北日本から西日本にかけて低く、北日本では平年を1℃以上下回った。沖縄・奄美では平年並みだった。

降水量・・・月降水量は、北日本太平洋側、西日本日本海側で少なかった。北日本日本海側、東日本、西日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並みだった。

日照時間・・・月間日照時間は、北日本から西日本にかけての太平洋側でかなり多く、北日本から西日本にかけての日本海側で多かった。若松(福島)、名古屋では1月の月間日照時間の多いほうから1位を更新した。沖縄・奄美では平年並みだった。

降雪・積雪・・・降雪の深さ月合計は、東日本太平洋側で多く、北日本、東日本日本海側、西日本では平年並みだった。月最深積雪は、北日本を中心に平年を上回った所が多かった。

 

*1月の各地の平均気温・降水量

札幌・・・平均気温△4.7℃(平年比△1.1℃)・・降水量101.5mm(平年比89%)・・降水日数18

仙台・・・平均気温0.7℃(平年比△0.9℃)・・降水量37.0mm(平年比100%)・・降水日数6

東京・・・平均気温5.5℃(平年比△0.6℃)・・降水量70.0mm(平年比134%)・・降水日数3

新潟・・・平均気温1.8℃(平年比△1.0℃)・・降水量148.5㎜(平年比80%)・・降水日数18

名古屋・平均気温4.0℃(平年比△0.5℃)・・降水量51.5mm(平年比106%)・・降水日数3

大阪・・・平均気温5.2℃(平年比△0.8℃)・・降水量38.5mm(平年比85%)・・降水日数3

広島・・・平均気温4.4℃(平年比△0.8℃)・・降水量43.5mm(平年比98%)・・降水日数5

高知・・・平均気温5.8℃(平年比△0.5℃)・・降水量39.0mm(平年比67%)・・降水日数4

福岡・・・平均気温6.1℃(平年比△0.5℃)・・降水量57.5mm(平年比85%)・・降水日数7

(降水日数は1㎜以上降った日)

 

2月の予報(日本気象協会)

北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い見込みです。北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。

 

資料1. 12月・業種別商業販売額(経済産業省)

*12月の商業販売額(卸売業&小売業)は46兆1860億円、前年比△1.7%、7ヶ月連続の減少となった。

 

*卸売業販売額は33兆880億円、前年比△2.5%、7ヶ月連続の減少となった。

業種別に見ると、建築材料卸売業+2.2%、衣服・身の回り品卸売業+0.3%、化学製品卸売業+0.3%の増加となった

一方、各種商品卸売業△9.0%、繊維品卸売業△3.8%、家具・建具・じゅう器卸売業△3.6%、機械器具卸売業△2.7%、農畜産物・水産物卸売業△2.1%、医薬品・化粧品卸売業△2.0%、食品・飲料卸売業△1.8%、その他の卸売業△1.1%、鉱物・金属材料卸売業△1.0%の減少となった。

*大規模卸売店販売額は9兆6460億円、前年比△4.6%、7ヶ月連続の減少となった。

商品別に見ると、建築材料+8.6%、その他商品+3.3%、医薬品・化粧品+2.7%の増加となった。

一方、鉱物△36.9%、家庭用電気機械器具△17.7%、一般機械器具△17.2%、非鉄金属△15.5%、その他輸送用機械器具△11.5%の減少となった。

 

*小売業販売額は13兆980億円、前年比+0.4%、2ヶ月連続の増加となった。

業種別に見ると、燃料小売業+1.8%、医薬品・化粧品小売業+1.7%、飲食料品小売業+1.2%、織物・衣服・身の回り品小売業+0.8%、その他小売業+0.8%の増加となった。

一方、機械器具小売業△5.8%、自動車小売業△2.2%、各種商品小売業△0.1%の減少となった。

*大型小売店販売額(百貨店&スーパー)は2兆1047億円、前年比+0.7%、2ヶ月連続の増加となった。

百貨店は7719億円、前年比△2.1%の減少、スーパーは1兆3328億円、前年比+2.3%の増加となった。

商品別では、衣料品△2.7%の減少、飲食料品+1.9%の増加、その他+1.1%の増加となった。

既存店で見ると百貨店は△1.0%の減少、スーパーは+0.7%の増加となり、大型小売店全体としては0.0%の横ばいとなった。

 

*コンビニエンス販売額は8354億円、前年比+3.0%、15ヶ月連続で増加したが、既存店は7ヶ月連続で減少した。

商品別に見ると、ファーストフード及び日配食品+6.5%、加工食品+2.8%、非食品(タバコを含む)△0.4%、サービス売上高+5.1%となった。

(サービスはコピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、宝くじ、DPE,レンタル、航空券、宿泊券、クリーニング等である)

*日本フランチャイズ協会(コンビニエンス統計調査月報・会員10社)

今月は寒気が流れ込んだ影響で、全国的に気温が低く、降水量や積雪量も多かった。天候の影響や、タバコ購入者の減少等もあり、既存店売上高は前年を下回ったが、カウンター商材は比較的好調であった。

既存店ベースでは客数11億4671万人(前期比△1.6%)、平均客単価632.1円(前期比△0.4%)となり売上高は7249億円(前期比△2.0%)となった。

全店ベースでは客数12億4145万人(前期比+2.5%)、平均客単価640.8円(前期比+0.6%)となり売上高は7955億円(前期比+3.1%)となった。

年間動向(2012年1月から12月)

2012年の前半は各社の大幅な出店による全店ベース売上高の伸び、及び前年の震災を契機に社会インフラとしての役割が改めて見直されたことによる客数の増加に支えられた。後半については震災1年経過後の反動やタバコ需要の減少傾向の影響に加え、消費の低迷が追い討ちをかけ、既存店ベースにおいては6月以降も客数、客単価ともに前年割れの状況が続いている。

店舗数・・・12月末の店舗数は4万6905店舗(前年比+5.8%)であり、2508店の大幅な増加となった。

全店ベース・・・年間売上は9兆264億円(前年比+4.4%)、来店客数は148億7462万人(前年比+4.1%)、年間平均客単価606.8円(前年比+0.3%)となった。

既存店ベース・・・年間売上高は8兆2233億円(前年比△0.3%)、来店客数は137億606万人(前年比△0.4%)、年間平均客単価600.0円(前年比+0.2%)となった。客数は1月~5月までは前年比プラス、6月以降は前年比マイナスで推移した。

 

*ホームセンター(日本DIY協会)

店舗数と売場面積は調査開始以来9年4ヶ月連続で増加。

全店売上は前期比△1.6%の減少、既存店売上は前期比△3.7%の減少となった。

全国的に厳しい冬型の天候となったことから、暖房、除雪用品等の季節商品に動きが見られた。一方、掃除用品関連は不調となった。

売上高を商品分野別に見ると、10分野中5分野で増加、「DIY素材・用品」は堅調に推移した。

主要商品別では、その他109.0%、サービス業務107.9%、DIY素材・用品101.5%、園芸・エクステリア100.9%、電気100.1%と増加した。

一方、ペット98.6%、カルチャー97.3%、カー・アウトドア98.6%、家庭日用品96.2%、インテリア92.6%と減少した。

 

資料2. 12月・家計調査・2人以上世帯(総務省)

12月の1世帯当たりの消費支出は325.492円となり名目前年比で△0.8%の減少、実質前年比で△0.7%の減少となった。名目前年比は2ヶ月ぶりの減少となった。

住居・自動車購入・贈与金・仕送り金等を除く消費支出は名目前年比で+0.0%の横ばい、実質前年比で+0.1%の増加となった。

勤労者世帯(主にサラリーマン世帯など自営業を除く)の実収入は902.928円となり、名目前年比+1.0%の増加、実質前年比は+1.1%の増加となった。(5ヶ月連続の実質増加)

可処分所得は755.418円で名目前年比は+0.7%の増加、実質前年比も+0.8%の増加となった。(2ヶ月連続の実質増加)

消費支出は359.482円で11ヶ月連続の実質増加となった。平均消費性向は前年同月から+0.7pts増加し47.6%となった。

 

増加項目・・・

(自動車等関係費)・・・自動車購入、自動車等部品

(通信)・・・移動電話通信料、移動電話

(教養娯楽サービス)・・・外国パック旅行費、映画・演劇等入場料

(電気代)・・・

減少項目・・・

(交際費)・・・贈与金、つきあい費

(設備修繕・維持)・・・設備器具、給排水関係工事費

(授業料等)・・・私立大学、私立中学校

(家賃地代)・・・民営家賃、公営家賃

(教養娯楽用耐久財)・・・テレビ、楽器

 

電気使用量・・・

12月の1世帯当たりの電気使用量は前年に比べ+8.5%の増加となった。

電気使用量・・・1月+0.3%、2月+0.5%、3月+6.0%、4月+5.4%、5月+3.5%、6月△0.4%、

          7月△7.3%、8月+1.0%、9月+1.2%、10月△1.5%、11月+2.3%、12月+8.5

 

気温低下により消費支出の増加した主な品目・・・

光熱・水道・・・電気代+6.8%、ガス代+2.9%、灯油+6.3

家具・家事用品・・・ストーブ・気温ヒーター+62.6

被服及び履物・・・男子用コート+3.5%、婦人用コート+11.4%、手袋+21.2

保険医療・・・保険用消耗品(カイロ、マスク等を含む)+13.5

*11月家計消費状況調査名目増減率(2人以上の世帯・支出関連項目・確定値)

主な品目状況・・・自動車(新車)名目+4.1%、実質+4.0%、テレビ名目△55.4%、実質△56.1

10%以上の名目増減品目を下記に記載

増加項目・・・

(通信・放送)・・・ナシ

(家具等)・・・ベッド+34.5%、食器戸棚+29.0

(衣類等)・・・腕時計+14.9

(自動車等関係)・・・自動車(中古車)+33.9%、自動車以外の原動機付輸送機器+64.5

(住宅関係)・・・ナシ

(家電等)・・・エアコンディショナー+26.5%、ミシン+31.0%、移動電話機(携帯・PHS本体価格と加入料)+23.6%、ビデオカメラ+17.2

(医療)・・・ナシ

(その他)・・・パック旅行費(外国)+12.5%、挙式・披露宴費用+29.3

減少項目・・・

(通信・放送)・・・ナシ

(家具等)・・・布団△11.2%、応接セット△44.8%、楽器(部品を含む)△43.7

(衣類等)・・・婦人用スーツ・ワンピース△12.7%、和服(男子・婦人用)△13.9

(自動車等関係)・・・ナシ

(住居関係)・・・家屋に関する設備費・工事費・修理費(外装)△28.2%、給排水関係工事費△26.3%、庭・植木の手入れ△11.3%、家賃△15.7%、宅地の地代△11.9

(家電等)・・・パソコン△26.0%、テレビ△55.4%、デジタル放送チューナー・アンテナ△42.9%、カー・ナビゲーション△29.7

(医療)・・・歯科診療代△12.0%、出産入院料△38.9%、

(その他)・・・私立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)△11.2%、自動車教習料△14.8%、信仰関係費△16.4

 

11月にインターネットを通じて注文をした世帯数・・・

(平成24年11月)・・・支出金額5263円、世帯数21.8

(平成23年11月)・・・支出金額4918円、世帯数20.4

1世帯がインターネットを利用した支出総額は名目で+7.0%の増加、実質で+7.1%の増加である。

 

資料3. 12月・小売売上情報

ユニクロ(国内)(月末締め)・・・

既存店売上104.5%、既存店客数107.2%、既存店客単価97.5

キャンペーン商品を中心に冬物販売が好調に推移した。

 

ポイント(月末締め)・・・

既存店売上100.5%、既存店客数105.6%、既存店客単価95.1

当月は、全国的に気温が低下したこともあり、冬物の販売は順調に推移した。

商品内容は、メンズではカラーパンツやボタンダウンのシャツ、ショート丈のコート、ニットキャップが、レディースではレギンスパンツや長袖シャツ、ニットカーディガン、ダッフルコート、ストールが主力となった。

ハニーズ(月末締め)・・・

既存店売上96.0%、既存店客数93.8%、既存店客単価102.4%、月末店舗数829店舗

当月は、セール開始時期を遅らせたことにより、既存店売上は前年割れとなった。商品としては、ジャケット、ニット、パンツが売れ筋となった。

中国直営店売上は、全店で前年比117.8%、既存店で90.4%となり、累計では全店で147.0%、既存店で100.8%となった。

しまむら(20日締め)・・・

既存店売上99.5%、全店客数102.3%、全店客単価100.1%、月末店舗数1274店舗

気温の低い日が続き、中綿ジャケット、ダウンコート等のアウターやファイバーヒートを中心とした実用品は好調に推移した。一方で、春物トレンドアイテムの動き出しは鈍かった。

ライトオン(20日締め)・・・

既存店売上98.9%、既存店客数92.5%、既存店客単価106.9

12月は、月度を通して気温が低く推移したものの、買上げ客数が伸びず、冬物商品の販売は全般的に苦戦した。

商品動向はメンズ、ウィメンズ共に保温・発熱機能付きのボトムス、防寒アウターが堅調に推移した。

マックハウス(月末締め)・・・

既存店売上96.8%、既存店客数93.3%、既存店客単価103.7

12月は気温の低下が継続し、レディースのアウターや全国でTVCMを放映した保温機能付のボトム等、あたたか機能商品郡が堅調に推移した。しかし、例年より早い大雪の影響等もあって客数が伸び悩んだ。

ユナイデットアローズ(月末締め)・・・

既存店小売売上100.3%、ネット通販既存店売上110.3%、小売+ネット通販既存店売上101.8

ニット、カーディガン等の冬物衣料、マフラー、手袋等の防寒小物が堅調に推移した。メンズはスーツ、パンツ、ウィメンズはワンピース、パンツなどが好調だった。

西松屋チェーン(20日締め)・・・

既存店売上96.7%、既存店客数93.6%、既存店客単価103.3

12月は、衣料部門においては、アウトウェアは冬物を中心に好調に推移したが、実用衣料が伸び悩んだ。雑貨部門は手袋、ブーツ等冬物服飾雑貨が好調で、紙おむつ、粉ミルク等の消耗雑貨も好調に推移した。大型育児用品についてはTVCMの効果もあり歩行器、バウンサー等のPB商品が好調に推移した。

青山(月末締め)・・・

既存店売上98.4%、既存店客数99.0%、既存店客単価99.4

アオキ(月末締め)・・・

既存店売上100.0%、既存店客数99.7%、既存店客単価100.3

良品計画(月末締め)・・・

直営既存店売上94.5%、直営既存店客数91.6%、直営既存店客単価103.2

各部門ともにセールの規模を縮小させ、割引幅も抑制しているため、値下げ販売による売上が減少している。また、服飾・衣料は前年同月に大きく売上を伸ばした反動もあり、既存店売上はマイナスとなった。

衣料・雑貨・・・(既存店売上97.6%)前月に引き続き、戦略商品の「首のチクチクを抑えた洗えるタートルネックセーター」の売上が好調に推移した。年末にかけて、定番商品の靴下や肌着の売上が伸び悩んだ。

生活雑貨・・・(既存店売上93.3%)全国的に冷え込む日が多く、毛布やケット、寝装カバーなど冬物商材の売上が上昇した。一方で、年末にかけて上昇する衣装ケースなど収納用品全般の売上が伸びなかった。

ニトリ(20日締め)・・・

既存店売上100.9%、既存店客数102.0%、既存店客単価98.9

アルペン(月末締め)・・・

既存店売上99.0%、既存店累計売上98.0

ゼビオ単体(月末締め)・・・

既存店売上98.3%、既存店累計売上99.3

ヒマラヤ単体(月末締め)・・・

既存店売上99.1%、既存店累計売上100.7%、既存店客数102.1%、既存店客単価97.1

ABCマート(月末締め)・・・

既存店売上100.2%、既存店客数98.7%、既存店客単価101.6

ボーナス商戦の遅れや週末の雨など集客が厳しかった。商品別ではブーツなど季節商材を中心にレディース・キッズが好調だった。

チヨダ(月末締め)・・・

既存店売上107.1%、既存店客数95.1%、既存店客単価102.1

降雪効果で東北地区、北海道地区が既存店売上をクリアしたが、全社ベースではクリスマス商戦が含まれる第4週が苦戦した。

Jフロント(大丸・松坂屋)(月末締め)・・・

マフラー、手袋、コートなど防寒アイテムが活発に動いたほか、ラグジュアリーブランドがクリスマス商戦で売上を伸ばし、お歳暮ギフト、おせちも堅調に推移し、10月グランドオープンの東京店が引き続き大きく売上を伸ばした。

 

高島屋(月末締め)・・・

好調を維持している高額品の特選衣料雑貨と宝飾品が前年比プラスとなったが、歳暮受注の前倒しの影響等もあった食料品や紳士服、婦人服等が前年を下回った。

 

資料4. 12月・百貨店販売統計(日本百貨店協会)

12月は2ヶ月ぶりの前年比マイナスであった。商品別に見ると、例年以上の気温低下でマフラー、手袋等の小物やブーツ等防寒用品は好調であったものの、主力の重衣料が前月に需要前倒ししたこともあって、衣料品全体としては若干低調に推移した。また、比重の大きい歳暮商戦は国政選挙の影響から特に地方店において不振であったため、好調を持続する身の回り品、化粧品、美術・宝飾・貴金属の健闘も及ばなかった。一方、11月と12月の年末商戦通期では総額で前年比を+0.2%クリアした。

地区別の商況では、大型店の改装効果を反映した名古屋、大阪、神戸の3地区がプラスとなったものの、東京が前年割れとなった。

 

*主要商品の動き

主要5品目では、身の回り品と雑貨が2ヶ月連続のプラス、衣料品と食料品が2ヶ月ぶり、家庭用品が8ヶ月連続のマイナスとなった。

また、化粧品が5ヶ月連続、美術・宝飾・貴金属が4ヶ月連続のプラス。家電が2ヶ月ぶりのプラスとなった。

紳士服・洋品・・・△1.3.%、2ヶ月ぶりマイナス

婦人服・洋品・・・△1.6%、2ヶ月ぶりマイナス

子供服・洋品・・・△4.1%、2ヶ月ぶりマイナス

その他衣料品・・・△3.3%、2ヶ月ぶりマイナス

衣料品合計・・・△1.8%、2ヶ月ぶりマイナス

身の回り品合計・・・+0.8%、2ヶ月連続プラス

化粧品・・・+1.7%、5ヶ月連続プラス

美術・宝飾・貴金属・・・+0.7%、4ヶ月連続プラス

商品券・・・△0.8%、22ヶ月連続マイナス

 

*主要店舗増減

伊勢丹新宿(店頭)98.2%、三越日本橋(店頭)96.6%、三越銀座103.5%、

高島屋日本橋95.1%、高島屋横浜96.6%、高島屋新宿99.3%、高島屋大阪98.1%、

大丸心斎橋97.2%、大丸梅田95.1%、大丸東京123.4%、松坂屋名古屋101.4%、松坂屋銀座90.9

 

*12月の外国人観光客の売上高

対象44店舗の売上は20億3794万円、前年比111.3%となった。

購買客数は前年比107.7%、購買単価は前年比103.3%の8万6291円であった。

(調査品目に主力商品である化粧品、食料等は免税手続き対象f外のため含まれず)

回復基調にある訪日外国人は、2ヶ月連続のプラスとなり、平成24年年間の免税手続きベースの売上高は202億円(+26.7%)と2年ぶりに大幅な伸びを記録する結果となった。経験値による補足率4割を加味した場合の推計総売上高は約500億円となった。

 

*平成24年年間

平成24年年間累計売上高は、店舗調整後(既存店売上)で+0.3%と16年ぶりに前年を上回る結果となった。店舗調整前の年間総売上高は6兆1453億円で前年の6兆1525億円に僅かに及ばなかった。

既存店ベースの年間売上高がプラスした背景には、①3月の震災反動による大幅増、②消費マインドの変化(本物志向、こだわり志向)、③都心大型店の増床・改装等大型投資などがある。

商品別に見ると衣料品+0.6%(構成比34.7%)、身の回り品+1.0%(12.3%)、雑貨+1.0%(13.8%)、家庭用品△2.0%(4.9%)、食料品△0.4%(28.3%)である。

 

資料5. 12月チェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会)

既存店(店舗調整後)の販売額は98.5%で10ヶ月連続のマイナスとなった。

12月度は、食品は相場回復による農産品の好調、鍋物商材などの動きは良かったが全体では苦戦、衣料品、住関連は先月好調の反動から後半動きが鈍くなった。

 

*商品の動き

食料品・・・

(農産品)・・・

農産品は、トマトやサラダ野菜、キャベツ、白菜、カット野菜は好調だったが、たまねぎ、じゃがいも、きのこ類が不調だった。果物は、柑橘類、りんご、バナナなどが好調だったが、いちごは不調だった。

(畜産品)・・・

畜産品は、和牛、国産牛は好調、豚肉、鶏肉に動きはあるが苦戦した。ハム・ソーセージの動きは鈍かった。

(水産品)・・・

水産品は、まぐろ類や海藻類の動きは好調だったが、さんまのほか、あじ、さばなどの鮮魚は不漁もあり不調だった。数の子など魚卵、一汐開き、ちりめんや冷凍えび、冷凍カニも不調に終わった。

(総菜)・・・

惣菜は、温惣菜では煮物、揚げ物、中華が好調だったが、焼き物が不調。要冷惣菜では、和惣菜は好調だったが、洋惣菜、おせちは不調だった。米飯は好調だったが寿司は不調だった。

(その他食品)・・・

その他食品は、グラタンなどの冷凍食品や乳製品が好調だったほか米が好調だったが、パン類、練製品、中華麺、和菓子類、牛乳などの飲料は不調だった。

衣料品・・・

(紳士衣料)・・・

紳士衣料は、カッターシャツ、イージーパンツ、セーターなどの動きは良かったものの、スーツ、スラックス、コート、ジャケット、長袖トレーナーは不調だった。

(婦人衣料)・・・

婦人衣料は、ダウンジャケット、フォーマル、カットソー、パンツ、ジーンズは好調だったが、ニット、アウタースーツは不調だった。

(その他衣料・洋品)・・・

その他衣料・洋品は、婦人・紳士の季節ソックスや毛混肌着は好調だった。ホームウェアーは婦人、紳士、子供ともに不調。帽子・手袋、ストール、婦人ブーツが好調だった。

住関連・・・

(日用雑貨品)・・・

日用雑貨品は、コンロ・ボンベや弁当箱・ランチジャー、玩具では、テレビゲームは好調だった。文具類や鍋などの調理器、ペーパー類の動きが鈍かった。

(医薬・化粧品)・・・

医薬・化粧品は、マスク、カイロは好調だった。ヘルスケア商品は好調だったものの医薬品、健康食品はともに不調。カウンセリング化粧品、ヘアケア、ヘアメイク、ボディケアも好調だったが、フェイスケア、メンズは不調。柔軟剤等液体洗濯洗剤は引き続き好調だった。

(家具・インテリア)・・・

家具・インテリアは、羽毛布団などの寝具、寝装具が好調。ダイニングセット、ソファ、学習机が好調だったが、こたつ布団、洋ダンス、カーテンは不調だった。

(家電製品)・・

家電製品は、シーリングライト、掃除機、携帯電話は好調だが、冷蔵庫、液晶テレビ、ブルーレイレコーダー、デジタルカメラ、プリンター、暖房関連器具は不調だった。

(その他)・・・

その他商品は、スポーツ用品は、スキー用品は好調だが他は苦戦。自転車は小径車は好調だったがアシスト自転車の動きは鈍かった。

 

*平成24年の販売状況

平成24年の売上高は12兆5340億円、店舗調整前98.7%、店舗調整後98.1%であった。

梅雨明けまでは全国的に低温傾向が続き冬物商品の動きは良かったが、春物、夏物商品は苦戦をした。梅雨明け以降、夏物商品の動きは良かったが、残暑が続いたことから秋物、冬物商品が苦戦、11月以降気温の低下とともに冬物商品に動きが見られたが、野菜の相場安等も影響して全体を通じて厳しい状況が続き前年を確保することはできなかった。

店舗調整後売上を商品別に見ると、食料品97.6%(構成比60.3%)、衣料品96.5%(11.4%)、住関連96.7%(21.4%)となった。

平成15年から売場面積は12%増加したが、売上高は15%低下した。

1㎡売上高は平成15年の67.0万円から平成24年は51.9万円に低下した。


以上

 

 

資料5部

資料1.2012年業種別商業販売額(経済産業省)

資料2.2012年家計調査・2人以上世帯(総務省)

資料3.2012年小売売上情報

資料4.2012年百貨店販売統計(日本百貨店協会)

資料5.2012年チェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会)

 


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