レポートNo64 2012.11.5  <倉林 勝>

リテール2012年9月

9月は記録的な高温となり、小売は苦戦した。商業販売額は4ヶ月連続減少したが、小売販売額は2ヶ月連続で増加した。医薬品・化粧品小売業や飲食料品小売業が牽引した。しかし、家計消費の名目値は8ヶ月ぶりに減少した。コンビニエンス既存店は減少、ホームセンターは全店・既存店ともに減少、百貨店、チェーンストアも減少した。

 

株価と円相場、10月の天気(気象庁)、業種別商業販売額(経済産業省)、家計調査(総務省)、専門店売上、百貨店販売統計(百貨店協会)、チェーンストア販売統計(チェーンストア協会)の資料を整理してお届けする。


10月の天気・・・気象庁

*9月の概要

:北日本を中心に記録的な高温

上・中旬は日本の東海上で太平洋高気圧の勢力が非常に強く、北・東日本に張り出したため、北・東日本では気温がかなり高かった。特に、北日本では月平均気温が統計を開始した1946年以降で最も高くなり、記録的な高温となった。このため、日本の平均気温偏差も1898年以降として最も高くなった。

:台風16号と17号による大雨・暴風・高波・高潮

月の中頃は台風第16号の影響により、西日本から沖縄・奄美にかけて大雨・暴風・高波・高潮となった。また、月の終わりには台風第17号の影響により、全国的に大雨・暴風・高波・高潮となった。

:東日本で日照時間がかなり多く、北・東日本の一部で中旬にかけて少雨

秋雨前線の日本付近での活動は一時的で、東日本の月間日照時間はかなり多くなり、特に東日本日本海側では統計を開始した1946年以降で最も多くなった。また、東北地方から東日本にかけての一部では、上・中旬は降水量が少なく、7月後半からの少雨の状態が続いた。

 

*10月の概要

:北日本で高温

北日本では、上旬を中心に暖かい空気に覆われて気温が高い日が多く、上旬の平均気温は、10月上旬としては平年差が+1.8℃と統計を開始した1961年以降で高い方の1位(1994年とタイ記録)となり、月平均気温もかなり高かった。

:東・西日本で日照時間が多かった。

東・西日本では高気圧に覆われて晴れた日が多く、月間日照時間は、東・西日本太平洋側でかなり多かった。

 

*10月の概況

北日本では、月をとおして高気圧と低気圧の影響を交互に受け、天気は数日の周期で変化した。上旬を中心に暖かい空気に覆われることが多く、上旬の旬平均気温は10月上旬としては統計を開始した1961年以降で高い方からの1位となった(1994年とタイ記録)。このため、月平均気温もかなり高くなった。東・西日本では、上旬から中旬にかけては、台風や低気圧の影響により広い範囲で雨になった日もあったが、高気圧に覆われて晴れた日が多く、東・西日本太平洋側では月間日照時間がかなり多くなった。下旬は、北日本付近を通過した低気圧の影響などにより、天気は数日の周期で変化した。

沖縄・奄美では、中旬は台風第21号や前線の影響により曇りや雨の日が続いたが、上旬と下旬は高気圧に覆われて晴れた日が多かった。

 

*10月の気温・降水量・日照時間等の気象統計値

平均気温・・・月平均気温は、北日本でかなり高く、東日本で高かった。北日本で平年を1℃以上上回った。釧路、広尾(北海道)、むつ(青森)では10月の月平均気温の高い方から1位を更新した。

一方、沖縄・奄美では低かった。西日本では平年並だった。

降水量・・・月降水量は、沖縄・奄美で少なかった。一方、北日本太平洋側、東日本日本海側で多かった。北日本日本海側、東日本太平洋側、西日本では平年並だった。

日照時間・・・月間日照時間は、東・西日本太平洋側でかなり多く、東・西日本日本海側で多かった。北日本、沖縄・奄美では平年並だった。

 

*9月の各地の平均気温・降水量

札幌・・・平均気温13.0℃(平年比+1.2℃)・・降水量115.0mm(平年比106%)・・降水日数17

仙台・・・平均気温16.6℃(平年比+1.4℃)・・降水量82.5mm(平年比68%)・・降水日数12

東京・・・平均気温19.4℃(平年比+0.9℃)・・降水量154.5mm(平年比78%)・・降水日数10

新潟・・・平均気温17.3℃(平年比+0.9℃)・・降水量193.0㎜(平年比120%)・・降水日数16

名古屋・平均気温19.0℃(平年比+0.9℃)・・降水量102.5mm(平年比80%)・・降水日数4

大阪・・・平均気温19.3℃(平年比+0.3℃)・・降水量79.0mm(平年比70%)・・降水日数5

広島・・・平均気温18.9℃(平年比+0.6℃)・・降水量83.5mm(平年比95%)・・降水日数4

高知・・・平均気温19.8℃(平年比+0.5℃)・・降水量91.0mm(平年比55%)・・降水日数7

福岡・・・平均気温19.2℃(平年比0.0℃)・・降水量47.5mm(平年比64%)・・降水日数7

(降水日数は1㎜以上降った日)

 

11月の予報(日本気象協会)

北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。北・東・西日本太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。気温は、北日本で高い確率50%、東日本で平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、北・東・西日本太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。

 

資料1. 9月・業種別商業販売額(経済産業省)

*9月の商業販売額(卸売業&小売業)は40兆9970億円、前年比△3.5%、4ヶ月連続の減少となった。

 

*卸売業販売額は30兆3820億円、前年比△4.8%、4ヶ月連続の減少となった。

業種別に見ると、建築材料卸売業+3.4%の増加となった。

一方、各種商品卸売業△10.5%、繊維品卸売業△7.9%、農畜産物・水産物卸売業△7.7%、化学製品卸売業△7.3%、鉱物・金属材料卸売業△5.7%、家具・建具・じゅう器卸売業△5.5%、医薬品・化粧品卸売業△3.9%、機械器具卸売業△3.6%、その他の卸売業△3.0%、食品・飲料卸売業△2.9%、衣服・身の回り品卸売業△2.0%の減少となった。

*大規模卸売店販売額は9兆1600億円、前年比△7.4%、4ヶ月連続の減少となった。

商品別に見ると、石油・石炭+8.1%、建築材料+1.6%の増加となった。

一方、鉱物△32.2%、その他輸送用機械器具△29.5%、非鉄金属△26.4%、家庭用電気機械器具△18.9%、鉄鋼△18.2%の減少となった。

 

*小売業販売額は10兆6150億円、前年比+0.4%、2ヶ月連続の増加となった。

業種別に見ると、医薬品・化粧品小売業+3.7%、飲食料品小売業+1.8%、織物・衣服・身の回り品小売業+0.3%、燃料小売業+0.1%の増加となった。

一方、自動車小売業△1.6%、機械器具小売業△1.5%、各種商品小売業△1.1%、その他小売業△0.3%の減少となった。

*大型小売店販売額(百貨店&スーパー)は1兆4707億円、前年比△0.1%、5ヶ月連続の減少となった。

百貨店は4693億円、前年比△0.8%の減少、スーパーは1兆13億円、前年比+0.2%の増加となった。

商品別では、衣料品△2.3%の減少、飲食料品+0.3%の増加、その他+0.7%の増加となった。

既存店で見ると百貨店は△0.0%の横ばい、スーパーは△1.5%の減少となり、大型小売店全体としては△1.0%の減少となった。

 

*コンビニエンス販売額は7975億円、前年比+2.7%、12ヶ月連続で増加した。

商品別に見ると、ファーストフード及び日配食品+6.8%、加工食品+2.1%、非食品(タバコを含む)△0.1%、サービス売上高△0.7%となった。

(サービスはコピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、宝くじ、DPE,レンタル、航空券、宿泊券、クリーニング等である)

*日本フランチャイズ協会(コンビニエンス統計調査月報・会員10社)

今月は上中旬にかけて気温が高く残暑日が続き、夏物商材が好調な売れ行きとなったが、中旬から下旬にかけての大型台風の影響や、昨年好調だったタバコ売上の反動減もあり、既存店売上高は前年を下回った。

既存店ベースでは客数11億7727万人(前期比△0.9%)、平均客単価588.9円(前期比△0.7%)となり売上高は6933億円(前期比△1.6%)となった。

全店ベースでは客数12億9877万人(前期比+5.9%)、平均客単価585.0円(前期比△2.7%)となり売上高は7598億円(前期比+3.0%)となった。

 

*ホームセンター(日本DIY協会)

店舗数と売場面積は調査開始以来9年1ヶ月連続で増加。

全店売上は前期比△1.0%の減少、既存店売上は前期比△3.6%の減少となった。

例年に比べて気温が高かったことから、暖房用品をはじめとする季節商品は不調となった。

商品別では「園芸・エクステリア」を含む3分野で増加した。

主要商品別では、サービス業務117.9%、園芸・エクステリア101.8%、その他100.5%と増加した。

一方、ペット99.4%、カルチャー99.0%、家庭日用品98.7%、カー・アウトドア97.9%、DIY素材・用品97.8%、インテリア94.2%、電気88.1%と減少した。

 

資料2. 9月・家計調査・2人以上世帯(総務省)

9月の1世帯当たりの消費支出は266.705円となり名目前年比で△1.2%の減少、実質前年比で△0.9%の減少となった。名目前年比は8ヶ月ぶりにマイナスとなった。

住居・自動車購入・贈与金・仕送り金等を除く消費支出は名目前年比で△2.3%の減少、実質前年比で△2.0%の減少となった。

勤労者世帯(主にサラリーマン世帯など自営業を除く)の実収入は422.046円となった。名目前年比△0.2%の減少、実質前年比は+0.1%の増加となった。(2ヶ月連続の実質増加)

可処分所得は345.980円で名目前年比は△0.4%の減少、実質前年比も△0.1%の減少となった。(2ヶ月ぶりの実質減少)

消費支出は299.821円で8ヶ月連続の実質増加となった。平均消費性向は前年同月から+0.7pts増加し86.7%となった。

 

 

増加項目・・・

(自動車等関係費)・・・自動車購入、自動車等関連用品

(交際費)・・・贈与金

(外食)・・・洋食、和食

(室内装備・装飾品)・・・照明器具、カーテン

減少項目・・・

(授業料等)・・・私立大学、専修学校

(家賃地代)・・・民営家賃、公営家賃

(設備修繕・維持)・・・設備器具、給排水関係工事費

(教養娯楽用耐久財)・・・テレビ、ビデオデッキ

(諸雑費)・・・祭具・墓石、婚礼関係費

(補修教育)・・・幼児・小学校補習教育、中学校補習教育

 

電気使用量&電気代・・・

9月の1世帯当たりの電気使用量は前年に比べ+1.2%の増加となった。また、1世帯当たりの電気代は名目前年比+6.6%の増加となった。

電気使用量・・・1月+0.3%、2月+0.5%、3月+6.0%、4月+5.4%、5月+3.5%、6月△0.4%、

          7月△7.3%、8月+1.0%、9月1.2

電気代・・・1月+5.0%、2月+5.0%、3月+11.3%、4月+10.2%、5月+8.4%、6月+4.3

       7月△3.6%、8月+5.5%、9月+6.6

 

*8月家計消費状況調査名目増減率(2人以上の世帯・支出関連項目・確定値)

主な品目状況・・・自動車(新車)名目+29.1%、実質+29.1%、テレビ名目△69.2%、実質△66.8

10%以上の名目増減品目を下記に記載

増加項目・・・

(通信・放送)・・・ナシ

(家具等)・・・たんす+12.5%、ベット+10.3%、楽器(部品を含む)+25.4

(衣類等)・・・腕時計+15.3

(自動車等関係)・・・自動車(新車)+29.1%、

(住宅関係)・・・宅地の地代+20.6

(家電等)・・・冷蔵庫+15.5%、エアコン+37.5%、移動電話機(携帯・PHS本体価格と加入料)+44.3%、カメラ(使い捨ては除く)+13.0

(医療)・・・ナシ

(その他)・・・補修教育費+20.4%、有料道路料(ETC利用)+20.2%、宿泊費+13.5%、パック旅行費(外国)+24.1%、挙式・披露宴費用+51.8%、葬儀・法事費用+58.4

減少項目・・・

(通信・放送)・・・ナシ

(家具等)・・・ふとん△29.2%、応接セット△14.8

(衣類等)・・・和服(男子・婦人用)△15.3

(自動車等関係)・・・自動車以外の原動機付輸送機器△29.8%、

(住居関係)・・・家屋に関する設備・工事・修理費(内装)△27.0%、家賃△14.4

(家電等)・・・洗濯機△14.8%、ミシン△13.6%、ステレオセット△49.1%、テレビ△69.2%、デジタル放送チューナー・アンテナ△85.5%、ビデオデッキ(DVDレコーダー、プレイヤーなどを含む)△50.4%、テレビゲーム(ソフト含む)△16.1%、ビデオカメラ△16.5%、カー・ナビゲーション△17.2

(医療)・・・歯科診療代△11.8

(その他)・・・国公立授業料等(幼稚園~大学、専修学校)△12.2%、信仰関係費△30.7

 

8月にインターネットを通じて注文をした世帯数・・・

(平成24年8月)・・・支出金額5211円、世帯数20.4

(平成23年8月)・・・支出金額4974円、世帯数19.1

1世帯がインターネットを利用した支出総額は名目で+4.8%の増加、実質で+5.2%の増加である。

 

資料3. 9月・小売売上情報

ユニクロ(国内)(月末締め)・・・

既存店客数100.2%、客単価97.4

9月は、下旬まで残暑が続き秋冬商品の販売が伸び悩んだ。

9月27日に、新宿にグローバル旗艦店「ビックロ・ユニクロ新宿東口店」をオープンした。

ポイント(月末締め)・・・

既存店客数95.0%、客単価95.5

月後半まで全国的に猛暑が続き、秋物の販売が苦戦した。

商品内容は、メンズではカラーパンツやボタンダウンシャツ、パーカが、レディースではレギンスパンツやカーディガン、無地のシャツ、ストール、トートバックが主力となった。

ハニーズ(月末締め)・・・

既存店客数97.1%、客単価95.0

9月は20日過ぎまで記録的な高温が続き秋物の動きが鈍く苦戦したが、下旬は気温低下とともに秋物が活発に動き始めた。

商品としては、パンツ、ブラウス、スカートが売れ筋となった。

中国直営店売上は、全店で160.0%、既存店で110.4%となった。

しまむら(20日締め)・・・

全店客数99.5%、客単価100.1

ライトオン(20日締め)・・・

既存店客数94.5%、客単価98.7

月度を通して気温の高い日が続いたため、秋物商品の動向が鈍かった。

商品動向は、メンズは7分袖のシャツやTシャツ、ウィメンズはカーディガンなど羽織物が堅調に推移した。

ユナイデットアローズ(月末締め)・・・

既存店小売売上高96.8%、ネット通販既存店売上高101.8

9月はシャツ、カット、ベスト、パンツなどの中軽衣料が好調であったものの、月中旬まで続いた残暑の影響で秋物商品の出足が遅れた。

上期(4月から9月)全社売上高110.6%、小売全店売上高110.7%、ネット通販全店売上高115.0%、アウトレット売上高108.8%となった。

西松屋チェーン(20日締め)・・・

既存店客数93.5%、客単価99.5

9月は気温の低下が見られず、衣料部門においては、秋物アウトウェアに加え、パジャマ、新生児衣料、ソックス・タイツなど実用衣料が苦戦した。雑貨部門は、玩具は堅調に推移したが、大型育児用品のチャイルドシート、ベビーラックを初め、衛生育児用品、ベビーフードなど全般的に伸び悩んだ。

良品計画(月末締め)・・・

直営既存店客数97.4%、直営既存店客単価105.7

全体・・・秋物商品が本格的に出そろったが、例年より気温が高めに推移し売上は伸び悩んだ。しかしながら戦略的に在庫を保有した服飾雑貨やファブリックス、年間定番型のインナーウェアやケア用品の売上が底支えし、直営既存店売上はプラスとなった。

衣料・雑貨・・・残暑が続き、秋物のウェアの売上が苦戦した一方、インナーやパジャマ・ホームウェアが好調に推移した。月後半は「ウールシルククールネックカーディガン」など、薄手のニットや羽織物の売上が上昇した。

生活雑貨・・・タオル、ケット類やスキンケア用品の売上が堅調に推移した。秋の新規商品は残暑の影響で寝装カバーなどファブリックスには大きな動きがないものの、「スマートフォン用防沫スピーカー」「超音波うるおいハンディミスト」が人気となった。

ニトリ(20日締め)・・・

既存店客数93.0%、客単価100.0

ABCマート(月末締め)・・・

既存店客数102.0%、客単価100.9

残暑が長引き全般的に秋物の立上が遅れた。商品的には、月中はダンスシューズが好調となり、月後半にはTVCM効果でブーツ類等が動き出した。

Jフロント(大丸・松坂屋)(月末締め)・・・

気温が平年を上回って推移したことにより、秋物ファッションが伸び悩んだが、10月5日のグランドオープンに向けて順次増床分をオープンさせている大丸東京店が大きく売上を伸ばし、ラグジュアリーブランドや美術宝飾品などの高額品も好調に推移した。

高島屋(月末締め)・・・

残暑の影響もあり紳士服・紳士雑貨・婦人服等のファッションアイテムが前年比マイナスとなったが、特選衣料雑貨・宝飾品・美術品等の高額品は前年を上回った。また、婦人雑貨が前年比プラスとなったが、食料品はマイナスとなった。

 

 

資料4. 9月・百貨店販売統計(日本百貨店協会)

5ヶ月連続の前年比マイナスだが、減少率はわずかで(△0.2%)ほぼ前年並みに推移した。

9月は月初から中旬まで続いた記録的な残暑の影響で、本格展開がスタートした主力の秋物衣料が月の前半低調に推移したほか、2度にわたる台風や大雨のなど天候不順の影響から入店客数も伸び悩んだ。一方、UV対策や改装・新ブランド効果が背景にある化粧品が活況に推移したほか、好調さに一服感が見えていた高級時計や宝飾品等の高額商材も再び増勢を取り戻したが、前半の秋物衣料不振を全てカバーするまでには至らず、最終的には前年実績を若干割り込む結果となった。

訪日外国人は尖閣問題の影響が一部に出ているものの、9月は売上・客数共にプラスを維持した。

 

*主要商品の動き

主要5品目では、身の回り品が5ヶ月ぶり、雑貨が3ヶ月ぶりのプラスとなった。衣料品、家庭用品、食料品はマイナスとなった。美術・宝飾・貴金属、家具が3ヶ月ぶり、その他食料品が4ヶ月ぶりのプラス、化粧品、菓子が2ヶ月連続のプラスとなった。

紳士服・洋品・・・△0.3%、2ヶ月ぶりマイナス

婦人服・洋品・・・△2.6%、2ヶ月ぶりマイナス

子供服・洋品・・・△3.7%、6ヶ月連続マイナス

その他衣料品・・・△1.5%、6ヶ月連続マイナス

衣料品合計・・・△2.2%、2ヶ月ぶりマイナス

身の回り品合計・・・+0.9%、5ヶ月ぶりプラス

化粧品・・・+4.8%、2ヶ月連続プラス

美術・宝飾・貴金属・・・+7.1%、3ヶ月ぶりプラス

商品券・・・△5.7%、19ヶ月連続マイナス

 

*主要店舗増減

伊勢丹新宿(店頭)98.1%、三越日本橋(店頭)97.3%、三越銀座104.3%、

高島屋東京97.5%、高島屋横浜96.2%、高島屋新宿101.0%、高島屋大阪110.3%、

大丸心斎橋98.5%、大丸梅田107.2%、大丸東京133.4%、松坂屋名古屋105.9%、松坂屋銀座94.1

 

*9月の外国人観光客の売上高

対象44店舗の売上は13億8790万円、前年比100.6%となった。

購買客数は前年比109.1%、購買単価は前年比92.2%の8万1742円であった。

(調査品目に主力商品である化粧品、食料等は免税手続き対象f外のため含まれず)

 

資料5. 9月チェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会)

既存店(店舗調整後)の販売額は98.0%で7ヶ月連続のマイナスとなった。

9月度は、北日本で気温が平年より3℃以上高い地域が出るなど残暑が続き、アイスクリームや飲料、夏物肌着、殺虫剤、タオルケットなどが好調となり、夏物商品に動きが出る一方で、インスタントコーヒーや練物、羽毛布団、防虫剤などの動きが鈍くかった。

敬老の日関係では寿司やオードブル等、家族での団らん関係が好調。お彼岸のお供え物や花は順調な動きだった。

 

*商品の動き

食料品・・・

(農産品)・・・

農産品は、野菜はサラダ野菜、カット野菜は好調だが、相場安が続いていることからキャベツ、白菜、きのこ類が不調。果物では季節商品の梨、ぶどうは好調。バナナなどトロピカルフルーツも好調だが、かんきつ類は不調だった。

(畜産品)・・・

畜産品は、和牛、国産牛ともに好調だが、豚肉、鶏肉は不調。鶏卵は特殊卵はまずまずの動きだが、普通卵が不調。ハム・ソーセージの動きも鈍かった。

(水産品)・・・

水産品は、カツオのたたきなど刺身は好調。サンマは豊魚に転じたものの単価ダウンとなり不調。冷凍エビ等の冷凍魚は不調。しらす、ちりめんは好調だが、たらこや明太子等魚卵は不調だった。

(総菜)・・・

惣菜は、サラダなど要冷惣菜は好調。冷やし中華等冷蔵麺は好調だが、米飯類は不調。寿司も敬老の日のごちそう需要で動きがあったものの、月全体では苦戦。

(その他食品)・・・

その他食品は、残暑が続いたことでアイスクリーム、飲料は好調だが、インスタントコーヒーやカップ麺は不調。酒は好調。米は好調だが、パンは不調。菓子はお彼岸のお供え物が好調。O-157による食中毒発生の影響で漬物は不調。練物の動きは鈍かった。

衣料品・・・

(紳士衣料)・・・

紳士衣料は、半袖カッターシャツやカジュアルパンツは好調だが、残暑で長袖シャツ、長袖ポロシャツ等の秋物商品は不調。ビジネス関連はスーツ、ジャケット、スラックスともに不調。

(婦人衣料)・・・

婦人衣料は、半袖Tシャツは好調だが、7分袖のTシャツやシャツ、秋冬物セーターは不調。ジャケットは不調。ボトムスのジーンズ、パンツは好調。

(その他衣料・洋品)・・・

その他衣料・洋品は、紳士の夏物肌着は好調だが、紳士パジャマは不調。ソックスは紳士、婦人ともに不調。スクール、ベビーは好調。レイングッズの

住関連・・・

(日用雑貨品)・・・

日用雑貨品は、ステンレスボトル、弁当箱は好調だが、鍋などの調理用品は不調。残暑が続いたことからタオルは好調だが、ペーパー類は不調。玩具は女児キャラクター玩具を除き不調。文具は新学期需要もあって好調。

(医薬・化粧品)・・・

医薬・化粧品は、医薬品、健康食品は不調。柔軟剤等液体洗濯洗剤は引き続き好調。残暑の影響で日焼け止めや制汗剤、殺虫剤は好調だが、衣類の入れ替えが遅れ防虫剤は不調だった。

(家具・インテリア)・・・

家具・インテリアは、残暑からイ草関連やタオルケットなど夏物商品は好調。収納用品やカーテン、羽毛布団、インテリア小物は不調だった。

(家電製品)・・

家電製品は、シーリングライト、洗濯機は好調だが、テレビ、ブルーレコーダーが引き続き苦戦。理美容品の動きも鈍かった。

(その他)・・・

その他商品は、婦人スポーツウェア、スポーツバックは好調だが、トレーニングシューズは不調。自転車は不調。

 

以上

 

 

資料5部

資料1.2012年業種別商業販売額(経済産業省)

資料2.2012年家計調査・2人以上世帯(総務省)

資料3.2012年小売売上情報

資料4.2012年百貨店販売統計(日本百貨店協会)

資料5.2012年チェーンストア販売統計(日本チェーンストア協会)

 


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2012年家計調査(生地&手芸).pdf
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